講演情報
[O4-04]映画製作におけるナラティブの翻訳と自己物語力の生成――パーキンソン病当事者との協働的実践の文化人類学的考察
*古新 舜1 (1. コスモボックス株式会社・JAIST支援機構)
キーワード:
映画製作、ナラティブ、アクターネットワーク理論 (ANT)、自己物語力、パーキンソン病
本研究は,独立系映画『いまダンスをするのは誰だ?』の製作過程を対象に,当事者の経験がいかに共有可能なナラティブへと変容し,共感へ接続されるかを明らかにする.アクターネットワーク理論 (ANT)の翻訳概念を用い,オートエスノグラフィと参与観察,インタビュー調査を行った.その結果,映画製作は,病理や着物などの非人的アクターを含む相互作用を通じて,経験を再構成する文化的実践として機能していた.さらに自己物語力は,個人内在的能力ではなく,関係の中で生成される実践的能力であることが示唆された.
