セッション詳細
イベントとはなにか:記述・分節・概念からみえてくるもの
2026年9月2日(水) 16:10 〜 18:10
1階 OS会場1(BNC102)
オーガナイザー:佐藤 由紀(玉川大学)、青山 慶(岩手大学)
私たちは日々の世界を連続的な変化として経験しながら、それを「イベント(できごと)」として切り分け、理解し、想起し、語り、他者と共有している。しかし、何を「できごと」と名指すのかは自明ではない。できごとの始まりと終わりはどのように決まるのか、できごとは知覚・行為・言語・制度のどのレベルの単位なのか、そしてその単位は誰にとって、どのような実践の中で遂行され存在するのか。認知科学では「イベント」は頻出概念である一方、分野ごとに暗黙の定義が異なり、議論がすれ違いやすい。OSとして「概念の交通整理」を行うことの意義は大きいといえる。また、生態心理学、相互行為分析、哲学的検討を同じOSに置くことで、イベントを「切り分けの結果」ではなく「成立の過程」として扱い、且つ日常の具体的達成行為を含めることで、抽象概念に留まらないかたちで「できごと」が現れる場面を提示する。これにより、できごとを「心内表象」や「記述の便宜」に閉じず、環境-身体の連関として再定義するためのOSとすることを目指す。
企画趣旨(PDF)
企画趣旨(PDF)
