石油学会 広島大会(第54回石油・石油化学討論会)

発表募集/発表申込

本年度秋季大会として「広島大会(第54回石油・石油化学討論会)」を以下の要領で開催いたします。石油に関する諸分野および石油代替エネルギーなどに関する新研究(既発表のものにその後の発展や検討を加えたものを含む)の成果発表だけでなく,工場試験室,本社技術部門等における技術データ,試験データ,経済計算などの発表も歓迎いたします。
本大会では,特別講演をはじめ,部会やJPIJSが協力し様々なセッションを企画しています。多くの参加,発表申し込みをお待ちしています。
発表申し込みおよび要旨原稿(pdfファイルで作成)の提出はwebからとなります。提出いただきました要旨原稿は講演概要とともに大会特設サイトで大会直前にオンライン公開いたします。
  

発表申込サイト 


申込期間:2024年6月5日(水)13:00~6月26日(水)23:45(厳守)
*申込サイトでのアカウント作成は,5月30日(木)9:00より行うことができます。

発表形態
日本語または英語による口頭発表,またはポスター発表。いずれも現地のみの発表で予定しています。

発表時間
セッション口頭発表および一般口頭発表の発表時間は,15分(Q&A含む)です(依頼講演は除きます)。

申込方法
以下の情報をご準備のうえ,発表申込みサイトにアクセスし,お申込みください。
*申込みサイトでは事前にアカウント登録(5/30より開始)が必要になります。発表登録は下記申込み期間中のみとなります。

  1. 発表区分(セッション口頭発表,一般口頭発表またはポスター発表のいずれかを選択。セッション口頭発表の方は希望するセッションをさらに選択,一般口頭発表およびポスター発表の場合は「発表分類」を選択)
  2. 発表題目(和文および英文)
  3. 研究者所属機関名(日本語名および英語名)
  4. 研究者氏名(日本語およびローマ字表記,連名者の中に申込者が含まれること,当日の発表者を指定)
  5. 200字程度の概要(和文概要は必須,英文概要は任意)
  6. キーワード(英語で3語)
  7. 申込み者氏名および連絡先(所属機関名・部署等・郵便番号・所在地・電話番号・E-mailアドレス)

*申込みが完了すると,自動的にシステムから受付メールが送信されますので必ずご確認下さい。受信メールが届かない場合は事務局へご連絡ください。

 

【広島大会企画セッション】

「資源開発」
石油・天然ガス資源の成り立ち,探査,掘削,生産,輸送,貯蔵,環境対策(CCUS等)や資源量などに関する幅広い調査・研究の発表を募集します。これらに関連する最新の技術分野のみならず市場動向,需給見通しやマネジメントなどに関する発表も歓迎いたします。1件の招待講演を予定しています。
【発表例:油ガス田の資源量評価,CCUS操業のモニタリング技術,石油上流業界のトレンド】
 

「石油精製・石油化学における水銀・硫化水素・リチウム等の微量化合物の除去」
原油・石油製品等に含まれる水銀・硫化水素・リチウム等の微量化合物に関する分析方法,除去技術,廃棄物処理方法等の研究開発,現場実績等の発表およびこれら技術の経済性評価の発表を募集します。1件の招待講演を予定しています。
【発表例:水銀除去,硫化水素除去,リチウム回収】
 

「装置・設備保全」
 石油精製・石油化学設備の安全,信頼性,保全,検査技術,補修技術,設備診断,保全管理システム,保全に関するDX,保全担当者の人材育成・技術伝承などに関する幅広い内容の発表を募集します。1件の招待講演を予定しています。
【発表例:設備信頼性,設備診断技術,安全,保安】
 

「ポリマー・オリゴマー」
オレフィン系ポリマーやオリゴマーの製造技術は,化学産業における重要な基幹技術です。新しい高分子機能材料の創製(合成・物性解析)やより高活性・高選択性を発現する高性能触媒の研究開発は重要な研究課題です。本セッションでは,高性能触媒の開発や構造解析,有機・高分子機能材料の精密合成や特性・物性解析,ポリマーのケミカルリサイクルに関連する基礎から実用的な研究成果など,幅広い分野の発表を募集します。2件の招待講演を予定しています。
【発表例:精密重合・多量化,高分子機能材料の開発・実用化,高性能触媒,分解・リサイクル】
 

「バイオマス利用技術の新展開」
カーボンニュートラルにつながり,かつ食糧と競合しない木質類,藻類,廃棄物等のバイオマス原料の利活用に向けた新技術開発や,バイオ燃料・ケミカルの製造,利用に関する幅広い発表を募集します。1件の招待講演を予定しています。
【発表例:バイオ燃料,バイオリファイナリー,バイオマス(利用),生物化学的変換】
 

「水素・エネルギーキャリア・CCU」
カーボンニュートラルの実現に向けて,再生可能エネルギー利用の拡大やCO2フリー水素の供給を目指した水素やエネルギーキャリア(アンモニア,有機ハイドライド,ギ酸,アルコール,メタン等)の製造・供給,CO2分離・回収,CO2有効利用に関する研究発表を募集します。
【発表例:水素,エネルギーキャリア,CCU】

 

「デジタル技術の応用」
カーボンニュートラル社会の実現に向けて,石油・石油化学産業が取り組んでいる,設備の老朽化,操業の安全,人材の確保と育成などの課題に対して,経営情報部会ではデジタル技術を活用した解決手法について情報収集し,議論を進めています。本セッションでは,石油・石油化学関連産業分野におけるデジタル技術の開発・適用の検討,実装事例の紹介などを広く募集し,デジタル技術の開発・適用の今後の展望などについて議論します。本セッションでは2件の招待講演を予定しています。
【発表例:デジタル技術,プラント,操業,設計】

 

「製油所の脱炭素化」
地球温暖化問題に対する関心は急速に高まっており,脱炭素化の流れは今後さらに加速していくことが予想されます。製油所が今後もエネルギーや石油製品を持続的に安定供給していくためには,操業に伴うCO₂排出量を削減するとともに,co-processing技術を導入するなど供給する製品の低炭素化を実現することが必要です。本セッションでは製油所の既存設備を活用し,脱炭素化を目指す技術開発,調査分析に関する発表を幅広く募集します。本セッションでは1件の招待講演を予定しています。
【発表例:機械学習, co-processing,ファウリング抑制】


「プラスチックリサイクルの最新動向」
プラスチックは生活に必要なマテリアルですが,カーボンニュートラルやサーキュラーエコノミーなど様々な環境問題に対応するため,プラスチックの資源循環が重要な課題となっています。本セッションでは,様々なプラスチックの資源循環に対する戦略,調査,技術開発に関する発表を幅広く募集します。本セッションでは1件の招待講演を予定しています。
【発表例:ケミカルリサイクル,選別技術,LCA,環境中のプラスチックの分布】

 

「合成燃料」
世界的にカーボンニュートラルへの取組が推進される中,温室効果ガスの排出量の多いエネルギー分野のカーボンニュートラル化は重要な課題となっています。本セッションでは,再エネ由来のグリーン水素とCO2を合成して製造される合成燃料(e-fuel)分野の研究開発,調査分析に関する発表を幅広く募集します。本セッションでは1件程度の招待講演を予定しています。
【発表例:電解技術, フィッシャー・トロプシュ合成, 燃料品質, アップグレーディング, 経済性評価】


「若手研究者・技術者によるインターナショナルセッション」
本セッションでは発表テーマを設けず,幅広い分野からの英語による研究発表を募集します。また学生および若手研究者(35歳以下)から講演賞の選定・表彰を行います。国内から3件の招待講演を予定しています。

 

「ポスターセッション」
学生,若手研究者・技術者同士(年齢制限はありません)が自由な雰囲気で討論することを目的としています。新規性は問いませんので,これまで別の機会に発表してきた内容,企業における事例発表も歓迎いたします。なお,ポスター発表においても一般口頭発表同様に要旨原稿(A5版横)の作成・提出をいただきます。

*一般口頭発表およびポスター発表でお申し込みの方は,下表の発表分類から最も近いものを選択してください。 

発表分類細目,内容例
資源開発在来型/非在来型資源,シェールガス,シェールオイル,メタンハイドレート,地熱資源,天然ガス/LNG,デジタルオイル,デジタルトランスフォーメーション,探鉱/開発/掘削/生産技術,生産効率化,環境対策技術(CO2地下貯留,随伴水処理など),コア試験,アスファルテン析出,原油エマルジョン,原油増進回収,EOR/IOR(水攻法,CO2攻法,ケミカル攻法,微生物攻法など)
脱硫・重質油変換脱硫,FCC(接触分解),水素化分解,熱分解(コーカー),ペトロリオミックス(成分解析,重質油脱硫・分解プロセスアップグレーディング)
石油精製分離技術(蒸留・抽出),LPG処理プロセス,アルキレーション,接触改質と周辺装置,石油化学原料化,水素製造,硫黄回収,水銀除去/分析/廃棄
石油化学・化学品モノマー・ダイマー・ポリマー製造,アロマ製造,機能化学品,選択酸化,合成プロセス,エチレンクラッカー周辺技術
機能性材料ゼオライト,MOF,吸着材
環境化学排ガス浄化,フロン分解,光触媒
石油製品・分析燃料油製品(ガソリン,灯油,軽油,重油,アスファルト),潤滑油製品(自動車用潤滑油,工業用潤滑油,グリース,絶縁油),機器分析,性能評価,試験法
設備・保全安全・安心(事故分析,ハザード分析,リスク分析,リスクマネジメント),信頼性,保全(材料劣化メカニズム,余寿命評価,検査/モニタリング技術),設備設計・維持・規格
経営・情報経営戦略(シナリオ・プランニング,IT投資,IT組織,KPI,新ビジネスモデル,DX,ダイバーシティー・インクルージョン,コロナ後の石油業界),情報インフラ(情報セキュリティー,クラウド,IoT,EA),情報管理(ECM,ナレッジマネジメント,データハンドオーバー),情報技術(ビッグデータ解析,BI,データマイニング,数理モデル,OR,AI),情報システム(運転管理,生産管理,品質管理,在庫管理,保全管理,安全管理,SCM,ERP,モバイル端末,センサー,ロボティクス)
水素製造・輸送・貯蔵水素製造技術,CO2フリー水素,水素キャリア,Power to Gas,燃料電池
CO2回収・変換CO2回収,CO2変換(逆シフト,メタネーション,GTL,メタノール合成など),アンモニア合成,炭素鉱物化
資源リサイクル廃プラ処理(ケミカルリサイクル,混合廃プラスチック,触媒分解,熱分解),資源リサイクル
バイオマス変換バイオマス熱化学的変換(ガス化,熱分解,直接液化,水素化),バイオマス生物化学的変換(発酵技術,藻類培養,酵素利用)
その他 

 

発表申込期間
 2024年6月5日(水)13:00~6月26日(水)23:45(厳守)
*期間中,申し込み内容の変更・取消しはweb上でできますが,申込締切後の変更・取消しについては事務局までご連絡ください。

発表の採択
採択の可否につきましては申込者へ9月上旬までに通知いたします。なお,申込件数の多少により発表セッション・発表分類や発表時間が変更される場合もありますのであらかじめご了承ください。

要旨原稿の提出
採択の通知と同時に執筆要領をご案内いたしますので,要領に従い要旨原稿をpdfファイル化し,本会ホームページから電子投稿(10月2日~10月16日の予定)してください。概要および要旨原稿は本大会サイトにて電子公開いたします(11/26公開予定)。

著作権
講演概要および要旨原稿に記載された内容に関するすべての著作権(電子化等による二次的著作物の利用に関する利権を含む)は本会に帰属します。

要旨原稿の発行と特許
本大会要旨原稿は大会特設サイトでオンライン公開いたします(2024年11月26日公開予定)。