講演情報
[CRS-2]咀嚼能力評価法の基準値設定に向けた検査値のメタ解析
*稲用 友佳1 (1. 東京科学大学大学院 咬合機能健康科学分野)
キーワード:
メタ解析、客観的咀嚼能力、基準値
客観的咀嚼能力の評価法は多種多様であり,咀嚼スコアは年齢,性別,欠損歯数,補綴装置など様々な要因の影響を受けて変動する.従って,集団に対して一律の客観的咀嚼能力の基準値を設定することは困難である.そこで本委員会では,客観的咀嚼能力を評価した臨床研究のメタ解析により,年齢,性別,欠損歯数で層別化して基準値を設定することを目的とした.20歳以上のヒトを対象とし,臨床現場で実施可能な咀嚼能力評価法である,咀嚼能力測定用グミゼリー(UHA味覚糖),グルコラム(GC),キシリトール咀嚼チェックガム(LOTTE),デンタルプレスケール(GC)を用いた臨床研究を取り込み基準とした.
本シンポジウムでは,現在進行中のメタ解析の途中経過を報告する.最終的に採択した論文の本文から,著者,出版年,サンプルサイズ,性別,年齢,測定機器,研究デザイン,欠損歯数,補綴装置の有無と種類を抽出する.メタ解析では,個々の研究の咀嚼スコアの平均値と95%信頼区間,weight,および統合値を示す.さらに,参加者の年齢,性別,欠損歯数のサブグループで解析を行う.また東京科学大学M&Dデータ科学センターにご協力いただきながら進めている,各研究でのサンプル性状にバリエーションがある場合のメタ解析の手法についても紹介したい.
本シンポジウムでは,現在進行中のメタ解析の途中経過を報告する.最終的に採択した論文の本文から,著者,出版年,サンプルサイズ,性別,年齢,測定機器,研究デザイン,欠損歯数,補綴装置の有無と種類を抽出する.メタ解析では,個々の研究の咀嚼スコアの平均値と95%信頼区間,weight,および統合値を示す.さらに,参加者の年齢,性別,欠損歯数のサブグループで解析を行う.また東京科学大学M&Dデータ科学センターにご協力いただきながら進めている,各研究でのサンプル性状にバリエーションがある場合のメタ解析の手法についても紹介したい.