講演情報
[CRS-座長][座長抄録] 咀嚼機能と健康パラメータの関連と検査値のメタ解析
*笛木 賢治1 (1. 東京科学大学大学院医歯学総合研究科咬合機能健康科学分野)
キーワード:
咀嚼機能、健康関連アウトカム、メタ解析
補綴治療の目的として咀嚼機能の回復がある.これまでに様々な評価方法が開発されているが,咀嚼機能検査としての基準値,診断閾値は明確に設定されていない.そこで,研究企画推進委員会では,健康に対する咀嚼機能検査の意義を確認することを目的として,本邦において臨床の場で実施可能な咀嚼機能検査法(グミゼリー法,色変わりガム法,咬合力)を対象として,様々な健康関連パラメータとの相関についてのスコーピングレビューを実施し,その成果を第132回学術大会で報告した.次に,咀嚼機能検査の実用性を確立することを目的として,先行研究の報告をベースとして検査値のメタ解析を進めている.
本シンポジウムでは,始めに委員会メンバーの安部友佳先生に,本委員会で実施した咀嚼機能と健康関連パラメータの相関についての文献レビューを講演していただく.次いで,委員会メンバーの稲用友佳先生に,メタ解析の方法論の解説と咀嚼機能検査スコアの解析の進捗状況を報告いただく.本セミナーが,健康からみた咀嚼機能の意義を再認識し,日常臨床と研究において咀嚼機能検査の更なる活用に繋がることを期待します.
本シンポジウムでは,始めに委員会メンバーの安部友佳先生に,本委員会で実施した咀嚼機能と健康関連パラメータの相関についての文献レビューを講演していただく.次いで,委員会メンバーの稲用友佳先生に,メタ解析の方法論の解説と咀嚼機能検査スコアの解析の進捗状況を報告いただく.本セミナーが,健康からみた咀嚼機能の意義を再認識し,日常臨床と研究において咀嚼機能検査の更なる活用に繋がることを期待します.