講演情報
[P-12]FAT3Dプリント義歯と従来型義歯の比較に関する臨床研究 第2報 対象者の術前の比較
*片岡 加奈子1、玉置 勝司1、須藤 真行1、前畑 香1、生田 龍平1、中島 悠 1、渡辺 宣孝1 (1. 日本補綴歯科学会 西関東支部)
【目的】
従来型総義歯とフルアーチ連結型人工歯を使用した３Dプリント義歯（FAT３Dプリント義歯）との比較を行い，FAT３Dプリント義歯の臨床応用の可能性について検討するものである．本発表は，対象者（Conv．群と3D．群）の術前（旧義歯装着時）の２群間の比較について報告する．
【方法】
第１報で割り付けられた従来型総義歯を装着するConv．群（8名，男性5名，女性3名）とFAT３Dプリント義歯を装着する3D．群（9名，男性3名，女性6名）の2群間の比較をする．その項目は，（1）基本情報（性別，年齢，BMI，MNA@，無歯顎症型分類，山本式総義歯咀嚼能率判定表）（2）旧義歯の使用期間（３）口腔機能検査（咀嚼能力：グルコセンサー@，GC， 咬合力：デンタルプレスケールⅡ@，GC，咬合接触：バイトアイ@，GC）とした．
【結果と考察】
Conv．群（8名）と3D．群（9名）の基本情報，旧義歯の使用期間，口腔機能検査のすべての項目において，2群間に有意な差は認められなかった(図）．このことから，対象者のConv．群と3D．群は均等な群として割り付けられ，旧義歯の咀嚼能力と咬合力は十分な機能を備えていたことが確認できた．
【参考文献】
1）玉置勝司，生田龍平，渡辺宣孝ほか．フルアーチ連結型人工歯を用いた3Dプリント総義歯の6か月間の経過報告．日補綴会誌 2024；16（第133回特別号）：211．
2）Sutou M, Tamaki K, Ikuta R et al. Accuracy of edentulous denture base modeled with new 3D printing materials and its adaptability improvement processing. JADD 2025 ; 6(1) (in print)
従来型総義歯とフルアーチ連結型人工歯を使用した３Dプリント義歯（FAT３Dプリント義歯）との比較を行い，FAT３Dプリント義歯の臨床応用の可能性について検討するものである．本発表は，対象者（Conv．群と3D．群）の術前（旧義歯装着時）の２群間の比較について報告する．
【方法】
第１報で割り付けられた従来型総義歯を装着するConv．群（8名，男性5名，女性3名）とFAT３Dプリント義歯を装着する3D．群（9名，男性3名，女性6名）の2群間の比較をする．その項目は，（1）基本情報（性別，年齢，BMI，MNA@，無歯顎症型分類，山本式総義歯咀嚼能率判定表）（2）旧義歯の使用期間（３）口腔機能検査（咀嚼能力：グルコセンサー@，GC， 咬合力：デンタルプレスケールⅡ@，GC，咬合接触：バイトアイ@，GC）とした．
【結果と考察】
Conv．群（8名）と3D．群（9名）の基本情報，旧義歯の使用期間，口腔機能検査のすべての項目において，2群間に有意な差は認められなかった(図）．このことから，対象者のConv．群と3D．群は均等な群として割り付けられ，旧義歯の咀嚼能力と咬合力は十分な機能を備えていたことが確認できた．
【参考文献】
1）玉置勝司，生田龍平，渡辺宣孝ほか．フルアーチ連結型人工歯を用いた3Dプリント総義歯の6か月間の経過報告．日補綴会誌 2024；16（第133回特別号）：211．
2）Sutou M, Tamaki K, Ikuta R et al. Accuracy of edentulous denture base modeled with new 3D printing materials and its adaptability improvement processing. JADD 2025 ; 6(1) (in print)
