講演情報
[P-96]閉塞性睡眠時無呼吸患者への朝日大学医療機関対応に関する調査
*中澤 純也1、鵜飼 哲2、木方 奨1、山本 沙也香1、宇野 光乗1 (1. 朝日大学歯学部口腔機能修復学講座 歯科補綴学分野、2. 朝日大学歯学部口腔病態医療学講座 口腔外科学分野)
【目的】
本学3医療機関である朝日大学医科歯科医療センター(以下,医療センター),朝日大学病院歯科口腔外科(以下,朝日大学口腔外科),そして朝日大学PDI岐阜歯科診療所(以下,PDI)は,医科より紹介された閉塞性睡眠時無呼吸(以下,OSA)患者に対して,口腔内装置(以下,OA)を用いた治療を行っている.しかしながら,OSA治療における治療方針や治療期間などは,各診療科や担当医に委ねられている.そのため担当医らと意見交換を行い,3医療機関の共通した治療方針などを構築する必要があると考えている.そこで,2021年から2023年の3年間における3医療機関の患者数,紹介元,通院回数,期間について調査を行い,各医療機関における現状を把握することとした.
【方法】
調査期間は,2021年1月1日~2023年12月31日とした.調査対象医療機関は,朝日大学医科歯科医療センター,朝日大学病院歯科口腔外科,朝日大学PDI岐阜歯科診療所である.調査内容は,3医療機関の患者数,紹介元,通院回数,通院期間とした.
【結果と考察】
医療センターの患者数は,2021年度14名,2022年度15名,2023年度10名であった.紹介元は13医療機関,通院期間は『1か月間』が最多,最長は『12か月間』であった.朝日大学口腔外科の患者数は,2021年度8名,2022年度19名,2023年度32名を示し,増加傾向が認められた.2020年10月には朝日大学病院内に睡眠医療センターが開設され,病院内の医科歯科連携が機能し,患者数の増加に繋がったと推察する.紹介元は12医療機関であり,通院回数は『3回』が最多であった.通院期間は,『3か月間』が最多であり,最長は『12か月間』であった.PDIでは,患者数は2021年度12名,2022年度5名,2023年度11名であった.紹介元は8医療施設であり,通院回数は『5回』が最多であった.通院期間は『2ヶ月間』が最多であり,最長は『18ヶ月間』であった.また,3医療機関の紹介元が異なっており,各々の地域での医科歯科の連携が取れていることが推察される.患者は,いびきの減少を感じ,咬合痛,顎関節部に異常がない際には,通院しない傾向にあったため,長期の経過観察が必要である.
本学3医療機関である朝日大学医科歯科医療センター(以下,医療センター),朝日大学病院歯科口腔外科(以下,朝日大学口腔外科),そして朝日大学PDI岐阜歯科診療所(以下,PDI)は,医科より紹介された閉塞性睡眠時無呼吸(以下,OSA)患者に対して,口腔内装置(以下,OA)を用いた治療を行っている.しかしながら,OSA治療における治療方針や治療期間などは,各診療科や担当医に委ねられている.そのため担当医らと意見交換を行い,3医療機関の共通した治療方針などを構築する必要があると考えている.そこで,2021年から2023年の3年間における3医療機関の患者数,紹介元,通院回数,期間について調査を行い,各医療機関における現状を把握することとした.
【方法】
調査期間は,2021年1月1日~2023年12月31日とした.調査対象医療機関は,朝日大学医科歯科医療センター,朝日大学病院歯科口腔外科,朝日大学PDI岐阜歯科診療所である.調査内容は,3医療機関の患者数,紹介元,通院回数,通院期間とした.
【結果と考察】
医療センターの患者数は,2021年度14名,2022年度15名,2023年度10名であった.紹介元は13医療機関,通院期間は『1か月間』が最多,最長は『12か月間』であった.朝日大学口腔外科の患者数は,2021年度8名,2022年度19名,2023年度32名を示し,増加傾向が認められた.2020年10月には朝日大学病院内に睡眠医療センターが開設され,病院内の医科歯科連携が機能し,患者数の増加に繋がったと推察する.紹介元は12医療機関であり,通院回数は『3回』が最多であった.通院期間は,『3か月間』が最多であり,最長は『12か月間』であった.PDIでは,患者数は2021年度12名,2022年度5名,2023年度11名であった.紹介元は8医療施設であり,通院回数は『5回』が最多であった.通院期間は『2ヶ月間』が最多であり,最長は『18ヶ月間』であった.また,3医療機関の紹介元が異なっており,各々の地域での医科歯科の連携が取れていることが推察される.患者は,いびきの減少を感じ,咬合痛,顎関節部に異常がない際には,通院しない傾向にあったため,長期の経過観察が必要である.