講演情報
[SY5-座長][座長抄録] 審美歯科治療における長期安定性獲得の要件
*新谷 明一1、*尾立 哲郎2 (1. 日本歯科大学 生命歯学部 歯科理工学講座、2. 長崎大学生命医科学域(歯学系) 口腔インプラント学分野)
キーワード:
審美歯科治療、長期安定性獲得、長期経過症例
補綴治療のゴールには形態と機能の回復に加えて,患者の個性に調和した審美性が求められる.昨今,審美的にも優れる種々のセラミック材料が提供されているが,単にセラミックを用いた補綴装置を提供するだけでは上記の目的を達成することは困難で,歯の色調や形態,歯肉の連続性や顔貌とのバランスなど,様々な要素に対して配慮をする必要がある.さらに治療により得られた状態を長期間維持することは容易でなく,補綴治療の大きな課題となっている.このような状況に対して,本シンポジウムでは,日本臨床歯科学会および日本補綴歯科学会が誇る選りすぐりのエキスパートを招き,審美歯科治療の達成点と長期安定性獲得の要件について,臨床症例を参照しながら探究する.
シンポジストの先生方には,はじめに,長期経過症例を通して,“セラミック修復における長期安定性の要件”を整理していただく予定である.続いて,長期にわたる経過観察期間中には再治療を検討せざるを得ないことも少なくないが,できる限りそのような状況を避けるための,または治療再介入を遅らせるためのポイントを,臨床例を示しながら考察していただく予定としている.そして,インプラント治療にも言及し,インプラント補綴の審美的予後の達成に影響を及ぼす因子を検討するとともに,長期安定性獲得の要件について臨床例を交えてご講演していただく予定である.本セッションが、参加者各位の臨床スキルの向上はもちろん,審美面から見た日常臨床の質を更に高め,患者QOLの向上に寄与することを期待する.
シンポジストの先生方には,はじめに,長期経過症例を通して,“セラミック修復における長期安定性の要件”を整理していただく予定である.続いて,長期にわたる経過観察期間中には再治療を検討せざるを得ないことも少なくないが,できる限りそのような状況を避けるための,または治療再介入を遅らせるためのポイントを,臨床例を示しながら考察していただく予定としている.そして,インプラント治療にも言及し,インプラント補綴の審美的予後の達成に影響を及ぼす因子を検討するとともに,長期安定性獲得の要件について臨床例を交えてご講演していただく予定である.本セッションが、参加者各位の臨床スキルの向上はもちろん,審美面から見た日常臨床の質を更に高め,患者QOLの向上に寄与することを期待する.