講演情報
[DHS-座長][座長抄録] 歯科衛生士のためのリカレント教育とリスキリング:補綴臨床アップデート
*依田 信裕1、*岡田 昌子2 (1. 東北大学大学院歯学研究科 口腔システム補綴学分野、2. 公益社団法人日本歯科衛生士会)
キーワード:
リカレント教育、リスキリング、NCCL
現在,厚生労働省は歯科衛生士の復職支援および離職防止を目的とした「歯科衛生士の人材確保実証事業」を展開している.本事業の技術修練部門を担う実施研修施設として,全国5箇所の歯科衛生士研修センターが選定され,復職を目指す歯科衛生士に対する知識・技術の再獲得や更新,新人歯科衛生士の臨床力向上を目的とした研修プログラムが提供されている.超高齢社会の進展や18歳人口の減少に伴い,歯科衛生士の専門的役割や業務の多様性は今後さらに拡大すると予想される一方で,リカレント教育やリスキリングの重要性は歯科界において必ずしも十分に共有されているとはいえない.本シンポジウムは日本歯科衛生士会との共催で開催し,島田明子先生(大阪歯科大学教授)からは,本実証事業の概要と各研修施設の取り組みを紹介いただき,歯科衛生士との連携や人材育成の視点を共有する.また,黒江敏史先生(東北・北海道支部)からは,NCCL(非う蝕性歯頚部欠損)の管理における物理的摩耗や化学的酸蝕の関与など,最新エビデンスに基づく生活習慣指導やブラッシング指導の重要性について詳説いただく.本セッションを通じて,歯科衛生士のリカレント教育・リスキリングの具体的内容,その学術的背景,および実践的マネジメント手法を踏まえ,補綴歯科医が果たすべき役割について議論を深めたい.
