講演情報

[3N1-GS-8a-04]Inactionを手がかりとした共在感醸成型ロボットの介入が人の心情に与える影響評価

〇有村 勇輝1、高山 直之1、本居 恒輝1、玉井 睦2、松永 昌浩2、今井 倫太1 (1. 慶應義塾大学、2. セコム株式会社 IS 研究所)

キーワード:

共在感、Inaction、潜在的習慣行動、見守りロボット、アンコンシャスセンシング

本論文では, 本人は明示的に自覚していないが, 定常的に繰り返される人の潜在的習慣行動におけるInaction(行動しないこと)に着目し, センシングを活用した見守りロボットによる介入が人に与える影響を検討する. 従来研究は行動が生じている状況を前提としており, Inactionが生じた場合については十分に検討されていない. そこで, 本論文では, ロボットと共に時間を過ごすことで人が抱く共在感に注目し, ロボットが潜在的習慣行動のInactionを検知したときに違和感の少ない介入を行うシステム, 共在感醸成型ロボット(Sense-of-Togetherness Enriching Robot for Assistance: STERA)を提案する. 本論文によって得られた知見は, ロボットの応答的な振る舞いや適切な立ち位置が共在感の向上に有意に寄与すること, 共在感の醸成はアンコンシャスセンシングに基づく介入に対する納得感の向上に寄与する可能性があること, 共在感はロボットに対する好感の向上に効果的であることの3点に集約される. STERAによる知見は, 潜在的習慣行動における見守りロボットの設計指針として, 単なる行動検知と介入だけでなく, 日常的な共在感を通じた関係性の構築が重要であることを示唆している.

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