講演情報
[4Yin-A-01]LLM応答スタイルがユーザの誤情報感度に与える影響
杉浦 学英1、高田 悠矢1、古川 綺羅1、嘉目 達之介1、〇崔 子歆1 (1. 筑波大学)
キーワード:
大規模言語モデル、応答スタイル、信頼、誤情報感度
大規模言語モデル(LLM)の社会実装が進む中,過信による誤情報受容リスクが懸念されている.本研究は,LLMの応答スタイルが誤情報感度に与える影響を実験的に検証した.その結果,「信頼誘導型」応答スタイルは主観的信頼評価では有意差は認められなかったが,「中立型」と比べて誤情報に対する正確性評価が有意に高く,誤情報識別能力は有意に低かった.また,媒介分析の結果,「信頼誘導型」応答スタイルは誤情報の説得力評価を高めることで判断基準の偏りを強め,誤情報検出の閾値を寛容化させることが示された.応答スタイル操作による信頼変化とは独立して,高い認知的信頼自体が判断基準を寛容化させる効果を持つことも明らかになった.
