講演情報

[4Yin-A-41]サッカーにおけるラインブレイク後のボール位置およびゴール確率分布に基づく攻撃価値評価

〇八木 翔摩1、市川 淳1、一ノ瀬 元喜1 (1. 静岡大学)

キーワード:

機械学習、データ分析、サッカー

サッカーにおいて,ラインブレイクは相手守備を突破し,得点機会を創出する重要なプレーである。しかし,ラインブレイクが発生したとしても,その後のボールの展開や到達位置によって,得点につながる可能性は大きく異なる。本研究では,ラインブレイク後の攻撃の将来性をより詳細に評価するため,ラインブレイクの発生確率,ラインブレイク後のボール位置の確率分布,およびゴール確率分布を統合した攻撃価値評価手法を提案する。具体的には,パスに基づくラインブレイク発生確率を機械学習を用いて予測した上で,ラインブレイクが成功した攻撃履歴を用いて,ボールがどの位置に展開されやすいかをカーネル密度推定を用いて確率分布として推定する。さらに,各ボール位置におけるゴール確率分布を組み合わせることで,ラインブレイク後の攻撃がどの程度得点に近づくかを定量的に評価する。本手法により,従来は同一に扱われがちであったラインブレイク成功プレー間の違いを区別し,より得点に結びつきやすい攻撃を評価できることを示す。