講演情報
[5I1-OS-3-01]運転支援のためのChatMPC自動制御システムの中における人間の役割の再考
〇宮岡 佑弥1、井上 正樹1 (1. 慶應義塾大学/慶大)
キーワード:
制御工学、自動運転
本研究は、人間の自然言語を用いて制御システムの仕様を調整する枠組み、ChatMPCの応用事例を示すものである。近年、自動運転技術は大きく発展している。しかし、複雑な環境下での安全な運転を実現するためには、多様なエッジケースへの対処が不可欠であり、人間の判断力も併用することが当面は重要となる。本研究では、人間がいわばパトロンとして自動運転車の安全走行に積極的に関与するものとし、そのための自然言語インターフェースと、下支えする制御基盤を提案する。本発表では、自動運転車が外界の情報、特に障害物を十分に認識できないエッジケースを想定し、ユーザから与えられる情報をもとにその状況を克服する手法を示す。具体的には、ユーザが障害物に関する情報を発話すると、言語モデルがその意図を解析し、障害物のおおよその位置を推定する。制御システムは得られた情報をもとに回避行動を生成する。AIシステムが自律的に判断し、人間がそれを支援するという新しい関係性をもつITサービスが出現している中で、この方向性を物理システムにも拡張する意義は大きいと考える。本発表を通して、ChatMPCによる新たな運転支援の可能性を示す。
