講演情報
[5Yin-A-03]通信キャリアの検索ログに基づいた飲食チェーンの客層の時系列分析
〇井上 大地1、森 勇人2、吉井 健敏1、木下 定知1、持橋 大地3 (1. 株式会社 D2C、2. 株式会社NTTドコモ、3. 統計数理研究所)
キーワード:
検索ログ、正規化自己相互情報量、時系列分析、飲食チェーン、客層分析
検索ログは,ユーザの自発的な関心を反映する行動データである一方,店舗やブランドごとの主要なターゲット層に関する情報は一般に公開されていない.本研究では,国内大手通信事業者が運営するポータルサイトの検索ログと同一事業者が管理する会員基盤情報に基づく性年代情報のみを用いて,飲食チェーンに対する利用者の関心層を時系列的に分析する.検索クエリを基に店舗名と共起する語を抽出し,性別・年代別に正規化自己相互情報量(NPMI)を算出することで,各飲食チェーンがどの客層からどのような関心を集めているかを定量的に把握した.さらに,月次単位でNPMIを計算し推移を可視化することで,期間限定商品,コラボ施策,社会的事象などに起因する関心構造の変化を明らかにした.その結果,飲食業態ごとに主要な客層が存在する一方で,同一業態内においても店舗ごとに関心層の違いや時系列的な変動が確認された.本手法は来店や購買データを用いずに客層の変化を把握可能であり,マーケティング施策の効果分析や競合分析への応用が期待される.
