講演情報
[5Yin-A-40]目標設定に対するフィードバックのAI導入についての実験的研究
〇中居 拓海1、廣瀬 喜貴2 (1. 大阪公立大学、2. 同志社大学)
キーワード:
フィードバック、アルゴリズミック・マネジメント、アルゴリズム嫌悪、業績評価、目標管理
現代の企業経営におけるフィードバックは、従業員にとって目標達成のために、自らの行動を方向づけ、必要な努力量を把握するために重要である。本研究は、フィードバックの作成者および提示者がAIか上司のどちらかにより、被評価者の反応が異なるのどうかを、オンラインサーベイ実験により検証することを目的とする。本実験では架空のケースを用いて、フィードバックの作成者がAIか上司か、フィードバックの提示者がAIか上司か、という二要因の実験参加者間実験を行った。クラウドソーシングで募った400名を対象にデータを収集し分散分析を行った結果、フィードバックの作成者および提示者により、公平感、満足感などの直接的にフィードバックの評価に影響を及ぼすと考えれる心理的状態には、統計的に有意な差が認められなかった。しかし、責任あるフィードバックであるか否かを感じる程度は、作成者がAIか上司かについては差がなかったが、提示者が上司の方が、提示者がAIよりも高かった。この結果は、アルゴリズミック・マネジメントおよびアルゴリズム嫌悪に関する先行研究を拡張するものである。
