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[16p-A31-15]ソフトアニオン配位によるp型カーボンナノチューブの特異なラマンスペクトル変化

〇河崎 佳保1、西中 茉佑子1、小柴 康子1,2、衛 慶碩3,4、舟橋 正浩1,2、石田 謙司1,2,5、堀家 匠平1,2,3,6 (1.神戸大院工、2.神戸大先端膜工学セ、3.産総研ナノ材、4.筑波大院理、5.九大院工、6.神戸大環境セ)
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キーワード:

カーボンナノチューブ、ラマン分光、ドーピング

カーボンナノチューブ(CNT)に対しプロトン酸による高密度ホールドープを行うとともに、HSAB則におけるソフトアニオンを吸着させ電荷補償した場合、ラマンスペクトル強度の大幅な減少やG+バンドの高波数シフトといった特徴的な変化が観測された。ソフトアニオン配位によるCNTの振動抑制が一つの要因と考えられる。当材料系の副次的効果として、格子散乱抑制によるキャリア移動度向上の可能性も浮上したため報告する。

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