講演情報

[16p-A32-14]MnTe薄膜の結晶間相転移による光学応答変化

〇佐野 陽之1、桑原 正史2、河島 整2、津田 裕之3、水谷 五郎4、安 東秀4 (1.石川高専、2.産総研、3.慶応大、4.北陸先端大)

キーワード:

光学応答、相転移、テルル化マンガン

MnTeの相転移による光学応答変化のメカニズムを理解するため、α-及びβ-MnTe結晶の第一原理計算を行った。屈折率の虚部kの計算結果から、光吸収の立ち上がりがα相→β相への相転移によって高エネルギー側に約1eVシフトすることが分かった。これは、β相の方がMn-Teの最近接原子間距離が短く、原子間の相互作用が大きくなるためバンドギャップが増加し、光学遷移エネルギーが大きくなるためと考えられる。

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