講演情報
[17a-B3-2]渦分極を有するPbTiO3/SrTiO3人工超格子自立膜の作製
〇高橋 航平1、近藤 真矢2、村井 俊哉3、高 磊3、吉野 正人1、長崎 正雅1、山田 智明1,4 (1.名大工、2.岡山大、3.産総研、4.東工大MDX)
キーワード:
人工超格子
2016年にPbTiO3(PTO)n/SrTiO3(STO)n人工超格子において,各層のユニットセル数を特定の範囲に制御したとき,PTO層に渦分極構造が形成されることが報告された. この渦分極はPTOの格子歪みによる弾性エネルギーと,界面の静電エネルギー,分極を回転させるための勾配エネルギーの絶妙なバランスによって成り立っている.そこで我々は,この人工超格子を基板から剥離して自立膜にすると,上記のエネルギーのバランスが変化し,渦分極の特性が変化する可能性があると考えた.
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