講演情報

[17p-A23-4]ナノチューブのらせん度に依存した光物性

〇齋藤 理一郎1,2,3 (1.台湾師範大学、2.東北大学、3.都立大学)
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キーワード:

カイラルナノチューブ、円偏光ラマン分光、第二次高調波発生

カイラル型カーボンナノチューブには、右巻きと左巻きのらせん度があり、円偏光二色性の実験で光学活性の観測と理論的計算が行われている。ラマン分光で、この右巻きと左巻きのらせん度を測定することは難しいと考えられていたが、著者らは円偏光ラマン分光を用いて複素ラマンテンソルの位相の部分にらせん度の情報が得られることを、実験と理論で明らかにした。また、右巻きのみ左巻きのみの配向ナノチューブ試料を用いて、第二次高調波発生や、配向試料の立体構造による円偏光二色性の観測に成功した。

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