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[17p-B4-17]σ-非局在系を有する分子接合の電荷輸送特性

〇藤井 慎太郎1、瀬古 紗弥2、田中 泰地2、吉原 勇輝1、古川 俊輔2、西野 智昭1、斎藤 雅一2 (1.東工大、2.埼玉大)
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キーワード:

電荷輸送、ブレイクジャンクション、σ-非局在系

ベンゼン環上に6つのセレン原子が環状に配置されたσ-非局在化系を持つ単分子接合の電荷輸送特性をBreak Junction法を用いて調査した。電気計測および熱電計測の結果、σ-非局在系を持つ分子接合は、従来のπ-非局在系を持つ分子と比較して、約10−2 G0の高い電気伝導度と(G0 = 77.5 µSは電気伝導度の量子化単位)、約50 µV K−1の比較的大きな熱起電力を示すことが明らかになった。

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