講演情報
[17p-C32-5]ポリエチレングリコール溶液中のナノポアにおける1粒子電気泳動ダイナミクス
〇(M2)川口 大雅1,2、筒井 真楠2、村山 さなえ2、小本 祐貴2、谷口 正輝2 (1.阪大理、2.産業科学研究所)
キーワード:
ナノポア、ナノセンサ、1粒子泳動
固体ナノポアは、シリコン基板上の固体メンブレンに形成された貫通孔を用いて、生体分子や粒子のイオン電流変化を非破壊的に検出する技術です。しかし、微小な物質の測定では泳動速度が速くなり、詳細な抵抗波形が得られにくくなります。そこで、ポリエチレングリコール(PEG200)を用いて電解質液の粘度を高め、ナノポア内での粒子の通過速度を遅くしました。その結果、粘度が高いほど抵抗波形が非対称になることが示されました。
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