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[17p-P07-7]第一原理計算を用いたSr2MgSi2O7:Eu,Dy長残光蛍光体における酸素欠陥準位の考察

〇上川 純平1、藤間 信久1、小南 裕子1、原 和彦1 (1.静岡大工)

キーワード:

長残光蛍光体、第一原理計算、蛍光体

密度汎関数理論による第一原理計算を用いて、 希土類添加 Sr2MgSi2O7(SMS)蛍光体に形成される準位の起因に関する評価を行った。SMS蛍光体に対しVASPによる状態密度(DOS)を出力し、禁制帯幅、f軌道準位及び、酸素欠陥準位を評価した。SMSの禁制帯幅の計算値は6.85 eV、伝導帯下部にf軌道準位が形成されることが分かった。酸素欠陥準位は価電子帯の上端から0.61~1.81 eV付近に出現し、酸素欠陥が生じることで、希土類元素の準位の深さが変化することが示された。

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