講演情報
[18p-A33-3]銀ナノワイヤーと銀ナノ粒子の接点におけるプラズモン増強2光子励起発光の発生
〇伊藤 民武1、山本 裕子2 (1.産総研健医工、2.北陸先端大)
キーワード:
プラズモン共鳴、表面増強二光子励起発光、銀ナノワイヤー
金や銀のナノ粒子(NP)やナノワイヤー(NW)の 2量体の間隙の数nm領域にはプラズモン共鳴増強電場領域(ホットスポット HS)が存在している。HSでは連続(cw)光励起で非線形光学効果が生じる為、従来のパルスレーザー光励起と比較して高波長分解能で非線形分光が可能となる利点がある。今回、NWとNPの接点に形成されたHSを近赤外(NIR) cw光で励起した時、表面に吸着したローダミン色素のハイパーレーリー散乱光、ハイパーラマン散乱光、2光子蛍光等の増強された2光子励起発光が発生する現象を新たに見出したので報告する。
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