講演情報

[18p-A41-3]EVシフト狂騒はやはり間違えだった

〇藤村 俊夫1 (1.Touson自動車戦略研究所 代表)

キーワード:

自動車のCO2削減目標達成の道筋

ドイツVolkswagen(VW)の排出ガス不正「ディーゼルゲート」に端を発したEVへの大転換表明、欧米中のZEV(無公害車)規制強化などにより、自動車業界では、二酸化炭素削減の手段として、「EVシフト」が叫ばれるようになった。但し、電力の供給能力や排出係数、顧客にかける負荷(コストや航続距離他)など多くの課題があるにもかかわらず、それらを詳細に分析することもなく、走行中の排出ガスがゼロという理由だけで短絡的にEVを誘導することは愚策に他ならない。ここにきて、ようやくこれらの主張が現実味を帯びてきたのである。
本講演では、「EVシフトの危うさ」を、事実に基づき検証するとともに、CO2削減に関わる課題と目標達成に向けての対応策および道筋を提示したい。

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