講演情報
[18p-D62-10]微量放射性炭素測定のための前処理技術の開発
〇(P)南谷 史菜1、藤田 奈津子1、神野 智史1、西尾 智博2、渡邊 隆広1 (1.原子力機構、2.ペスコ)
キーワード:
放射性炭素、微量測定、レーザーアブレーション
日本原子力研究開発機構東濃地科学センター土岐地球年代学研究所では、放射性炭素測定の前処理を効率よく安定的に実施するため、レーザーアブレーションを用いたセル内完結型の前処理技術の開発およびセメンタイトによる微量試料調製法に着手した。レーザーアブレーションによる前処理では、サンプルセル内で試料を燃焼させるため炭素汚染の影響を軽減できるだけでなく、分析時間の短縮が期待される。微量試料調製法では、新たにセメンタイトに最適な反応容器と反応炉および還元鉄(鉄粉の種類や量、還元条件)を検討し、炭素量100マイクログラム以下での測定を検討している。本発表では、これらの試料前処理システムの概要と成果を報告する。
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