講演情報

[18p-D62-13]36Clの加速器質量分析における妨害同重体36Sのイオン源での抑制

〇笹 公和1,2、松村 万寿美1、吉田 哲郎1、高橋 努1 (1.筑波大応用加速器、2.筑波大数物)
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キーワード:

加速器質量分析、塩素36、Csスパッタリング負イオン源

36Cl (半減期30.1万年)の加速器質量分析では,AgClから引き出したCl-を加速電圧6.0 MV により加速して,ガス電離箱で検出をおこなっている。本研究では,Csスパッタリング負イオン源から放出される妨害同重体の36Sを低減するために,カソードホイールの改良について検討を進めた。新たに厚さ0.50 mmのTaプレートでAlホイールディスクの表面を覆うことで,36Sの混入抑制を試みた。測定結果として,36Sの寄与は約50分の1に減少した。

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