[19a-C302-1~11] 12.5 有機・ハイブリッド太陽電池

9:30 〜 9:45奨励賞エントリー

[19a-C302-3] Ｘ線光電子分光と主成分分析法を用いた
三元系有機薄膜太陽電池の電子準位のシフト量の解析

〇(M1)江上 大智¹ (1.千葉大院工)

キーワード：

有機薄膜太陽電池、X線光電子分光法、主成分分析法

有機太陽電池（OPV）では、ドナーとアクセプターに第3成分を加えると、光電変換効率が改善されるが、詳しいメカニズムは不明である。本研究では，PM6にY6とBTP-eC9を混合した3元系OPVについて、BTP-eC9に含まれるCl2p内殻準位のＸ線光電子分光により観測し、スペクトルの微少変化を主成分分析法により解析した。この結果、混合することで電子準位が0.14 eVも変化することを見出した。