講演情報
[19p-C32-4]ラマン散乱を用いた凍結試料の顕微イメージング
水島 健太1,2、辻 康介1,2、田村 昌子4、山中 真仁1、望月 健太郎4、李 梦露1、江越 脩祐5、闐闐 孝介5、原田 義規4、スミス ニコラス6、袖岡 幹子5、田中 秀央4、〇藤田 克昌1,2,3 (1.阪大院工、2.産総研、3.阪大OTRI、4.京府医大、5.理研、6.阪大IFReC)
キーワード:
ラマン顕微鏡、クライオ光学顕微鏡
ラマン分光イメージングは、試料内の分子成分を分析し、その空間分布を提供する。しかし、ラマン散乱は微弱であるため、低濃度分子の検出や動く試料の形態の正確な捉え方が困難であった。本研究では、細胞を急速凍結し、低温で安定した環境を保ちながら長期観察を可能にするクライオラマン顕微鏡を開発した。このシステムにより、信号対雑音比や分解能が向上し、室温では観察できないラマン散乱ピークも確認された。この技術は、生命科学や基礎医学におけるラマン分光イメージングの有用性を高めると期待される。
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