講演情報
[11p-E207-1]30 MeV陽子ビームを用いた荷電粒子誘起X/γ線(PIXE, PIGE)分析の検証
〇加田 渉1、中妻 愛友美1、大塚 勇輝1、後藤 健暉1、岩本 ちひろ2、平田 悠歩3、櫻井 浩4、遠山 翔1、三輪 美沙子1、松山 成男1 (1.東北大工、2.東北大RARiS、3.JAEA、4.群馬大理工)
キーワード:
PIXE、PIGE、高エネルギー陽子
粒子励起X線(PIXE)およびガンマ線(PIGE)分析法は、非破壊かつ多元素同時分析が可能なイオンビーム分析法として広く利用されている。通常、PIXE/PIGE分析には数MeV程度の陽子線が用いられるが、飛程が短く、厚い試料の分析や大気中測定において制約が生じる。一方、より高エネルギーの陽子線では飛程の制約が緩和されるものの、内殻電離断面積の低下に加え、連続背景成分の増加が懸念されるため、分析感度および信号対雑音比(SNR)の評価が重要となる。本研究では、10 -100MeV程度の陽子線を対象に数値計算並びに実験により実証した。結果より、30 MeV以上の陽子線でのPIXE/PIGEは、厚い試料の分析や中・重元素分析等において、従来法を補完する有用な手法となり得ることが示された。
