講演情報

[8a-E218-11]室温でのスピン緩和に基づく(110)GaAs/AlGaAs量子井戸のDresselhaus係数評価

〇山本 太陽1、坪井 風海音1、揖場 聡2、大野 裕三1,2 (1.筑波大院数理、2.産総研)

キーワード:

半導体スピントロニクス、スピン緩和

(110)GaAs/AlGaAs量子井戸構造はスピンレーザーの活性層において重要な指標であるスピン緩和時間τsが長いことから有望な系であることが知られている。最近の研究ではバルクGaAsにおいてτsの定量的な評価を行うDresselhaus係数γDが従来用いられてきた約20eVÅ3でなく約10eVÅ3であることが示されたことから、この構造の機構解明に当たって、τsの励起強度依存性とγDの定量的な評価を行った結果、γDの値が約10eVÅ3のほうが実験の値と良好な一致が見られたものの、低電子密度領域においては大きな乖離が見られた。