第78回日本細胞生物学会大会

プレナリー講演・シンポジウム

プレナリー講演

[PS]
"The mitotic stopwatch intersects with basal p53 activation to control cell proliferation"
Dr. Karen Oegema
カリフォルニア大学サンディエゴ校 細胞・発生生物学科/細胞・分子医学科
ルートヴィヒがん研究所


[PS]
TBA
宮脇敦史 博士
国立研究開発法人理化学研究所 脳神経科学研究センター/光量子工学研究センター
 

シンポジウム


(若干数の演題募集を予定)

1. 「CSF発刊50周年記念シンポジウム: 進化する学会誌の役割」(Japanese)
Marking 50 Years of CSF: The Evolving Role of Academic Society Journals

松田道行(京都大学) 吉田秀郎(兵庫県立大学)
 

細胞生物学会の機関誌であるCell Structure and Functionは、1975年の発刊で、昨年50周年を迎えた。この半世紀を振り返るとともに、100年に向けての展望を共有するのがこのシンポジウムの目的である。CSFは何を目指すのか、電子化とオープンアクセスの波で多くの科学雑誌がビジネスモデルの転換を余儀なくされている今、CSFはどうやって差別化を図るのか、参加者のみなさんと一緒に考えたい。

 



(若干数の演題募集を予定)
学術変革領域A「植物シンプラスト」共催

2. 「多細胞生物の細胞・組織・器官間コミュニケーション」(Japanese)
Intercellular communication in multicellular organisms

野田口理孝(京都大学) 野元美佳(名古屋大学)
 

植物は細胞の周囲に多糖類からなる細胞壁を持つことで、細胞形態を保持し、細胞ごとの特徴を生み出している。この特徴のためか、植物の細胞間コミュニケーションでは、細胞外を介したシグナル分子を送達する経路にくわえて、細胞内部をつなぐトンネル構造「原形質連絡」を介した経路がよく使われている。本シンポジウムでは、糸状菌や動物でも見つかる細胞間トンネル構造にも視野を広げ、多細胞生物における個体内のコミュニケーション機構について議論する。

 



(若干数の演題募集を予定)
学術変革領域A「機動性ゲノム」共催

3. 「トランスポゾンに対する宿主対応と内在化・継世代伝播の過程」(Japanese)
Host responses to transposons and their endogenization and transgenerational inheritance

石黒啓一郎(千葉大学)
 

ヒトゲノムの大部分はトランスポゾンなどの機動性DNAエレメントで占められている。これらは従来、疾患や生殖異常を引き起こす「負の要因」として捉えられてきたが、近年ではゲノム構造や高次クロマチン構造の改変を通じて、進化や多様性創出に寄与する側面も注目されている。本シンポジウムでは、機動性DNAエレメントと宿主の相互作用、および生殖系列を介した継世代伝播の分子基盤に焦点を当て、最新の研究成果と今後の展望を議論する。

 



(若干数の演題募集を予定)
学術変革領域A「オートファジーから拡がる膜界面生物学」共催

4. 「オートファジーから拡がる膜界面生物学」(Japanese)
Autophagy expanded: decoding membrane interface biology

野田展生(北海道大学) 中戸川仁(東京科学大学)
 

相分離研究の進展により、タンパク質が分子集団として多様な機能を担うことが見えてきた。しかし、もう一つの主要な細胞構成因子である脂質の分子集団が担う機能の理解は遅れている。オートファジーでは、タンパク質と脂質が膜界面で動的に協奏し、精緻で複雑な膜動態を創出する。本シンポジウムでは、このタンパク質と脂質が織りなす“膜界面分子協奏”がオートファジーを中心とした生命現象に果たす役割について最新の知見を紹介する。

 



(若干数の演題募集を予定)
金沢大学ナノ生命科学研究所共催

5. 「細胞外小胞研究の新展開:視る・測る・理解する」(English)
Advances in Extracellular Vesicle Research: Visualization, Quantification, and Functional Insights

Richard Wong(金沢大学) 小根山千歳(愛知県がんセンター研究所)
 

本シンポジウムでは、細胞外小胞(EV)研究の最前線に立つ研究者が集い、先進的解析技術とそれらを用いたEV機能解析、作用メカニズムの理解を俯瞰する。HS-AFMによるEV表面構造の動的可視化、膜リン脂質の特性に基づく分離解析、走査型イオン伝導顕微鏡や超解像顕微鏡によるEV動態解析、さらにEV内包分子の定量的機能評価などの種々のアプローチによる成果を紹介し、EV研究の新たな展開を議論する。

 



(若干数の演題募集を予定)
学術変革領域A「「力」が制御する生体秩序の創発」共催

6. 「多細胞による力学的調律と生体秩序のダイナミクス」(English)
Mechanical tuning of multicellular dynamics

 進藤麻子(大阪大学) 倉永英里奈(京都大学)
 

細胞や発生を対象とする研究では、物理学的、化学的、生理学的といった多様な観点から、生命現象を支える仕組みが明らかにされてきた。その中で、分子機構や細胞間相互作用と結びついた力学的作用に加え、細胞が周囲との相互作用の中で状態を変化させる過程の違いが、多細胞システムの振る舞いに影響を与えることも示されてきた。本シンポジウムでは、力学的作用を含む相互作用がいかに動的な生体秩序を立ち上げ、調律かつ変容させていくのかを、多角的な視点から議論する。

 



(若干数の演題募集を予定)
学術変革領域A「進化アセンブリ学」共催

7. 「進化アセンブリによる生命機能の創出原理」(English)
Assembly dynamics and their principles in cell functions and organization

青木一洋(京都大学) 澤井哲(東京大学)
 

本シンポジウムでは、分子・反応回路・細胞・細胞集団といった多階層における「アセンブリ」を鍵概念として、生命機能がどのように創出・進化してきたのかを議論する。自己組織化や非平衡ダイナミクス、情報処理の観点から、最新の細胞イメージング、理論、生物情報学を融合し、機能創発の原理に迫る。

 



(若干数の演題募集を予定)
学術変革領域A「タンパク質寿命」共催

8. 「タンパク質・オルガネラ寿命から眺める細胞生物学」(Japanese)
Cell Biology Perspective from Protein and Organelle Lifetime Regulation

村田茂穂(東京大学) 佐伯泰(東京大学)
 

本シンポジウムでは、タンパク質およびオルガネラの寿命制御を切り口として、細胞内での分解機構と機能制御の関係を俯瞰する。ユビキチン・プロテアソーム系やオートファジーを中心に、分解制御が膜動態や細胞内恒常性とどのように関与しているかを議論する。また、寿命制御機構の破綻が細胞機能異常や疾患と関連する可能性についても共有する。

 



(若干数の演題募集を予定)
JST-CREST「多細胞間での時空間的相互作用の理解を目指した定量的解析基盤の創出」共催

9. 「時空間定量分子計測による多細胞動態解析」(Japanese/English)
Exploring multicellular dynamics by spatio-temporal molecular quantification

新宅博文(京都大学) 豊島文子(東京科学大学)
 

動的な生命システムの理解には、組織や器官における多細胞の時空間的な相互作用や力学動態を分子・細胞レベルで計測し、網羅的かつ定量的に解析する技術の開発が重要である。本シンポジウムでは、時間情報や空間情報を加味したオミクス技術、力場測定技術、イメージング技術、数理解析技術等について最新の話題を提供し、多様な生命現象の解明に向けた応用展開について議論する。

 



(若干数の演題募集を予定)

10. 「We love Golgi! ― カミロ・ゴルジ没後100年 ―」(Japanese)
We Love Golgi! — The legacy of Camillo Golgi after 100 years —

戸島拓郎(理化学研究所) 伊藤容子(お茶の水女子大学)
 

2026年は、ゴルジ体を発見したカミロ・ゴルジ没後100年にあたる。以来1世紀、秩序と複雑さを内包した美しいゴルジ体の動的構造は、多くの謎を抱えたまま研究者の想像力と探究心を捉えて離さず、いくつもの論争の的となってきた。本シンポジウムでは、最前線の研究者が集い、新技術の登場のたびに定説を塗り替えながら歩んできたゴルジ体研究の変遷と現在、そして次の100年に向けた展開を議論する。

 



(若干数の演題募集を予定)

11. 「再認識する小胞体 ― 名称議論を越えて見えてくる新しい小胞体像」(Japanese)
Revisiting the Endoplasmic Reticulum — Emerging Perspectives Beyond the Naming Debate

潮田亮(京都産業大学) 西頭英起(宮崎大学)
 

「小胞体の“小胞”とは何か」というシンプルな問題提起から、小胞体の日本語名改称をめぐる議論が始まった。白熱した議論の背景には、小胞体がきわめて複雑で動的な構造体であり、その全体像が一義的に定義しがたいという現状がある。本シンポジウムでは、改称議論を契機に、小胞体を再認識するという視点から、最新技術の進展がもたらした小胞体の形態的・機能的多様性を理解し、小胞体というオルガネラの本質に迫る。

 



(若干数の演題募集を予定)

12. 「細胞の物性から迫る細胞機能制御」(Japanese)
Biophysical regulation of cellular function

後藤祐平(京都大学) 酒井啓一郎(Brooklyn College at The City University of New York)
 

細胞の粘性、硬さ、分子混雑といった物性は細胞状態に応じて変化し、細胞自身がそれらを能動的に制御していることが明らかになりつつある。さらに、こうした細胞内の物性状態が多様な細胞機能に影響を及ぼすことも示されつつある。近年の計測技術の発展により、細胞質のみならず細胞膜やオルガネラレベルでの物性理解も進んできている。本シンポジウムでは、細胞の持つ物性に着目し、① 物性の定量、② 物性の制御機構、③ 物性が細胞機能に与える影響という3つの軸から議論を深め、「物性を介した細胞機能制御」という新たな研究領域の全体像を描くことを目指す。

 



(若干数の演題募集を予定)

13. 「細胞ストレス応答における新たな感知メカニズムの多様性と潮流」(Japanese)
Emerging diversity and recent trends in sensing mechanisms for cellular stress response

二瓶浩一(微生物化学研究所) 秋光信佳(東京大学アイソトープ総合センター)
 

細胞は多様なストレスに対して古典的なシグナル経路だけでなく,相分離,pHを含むイオン環境,脂質秩序など物性変化を基軸とした新たな感知・応答機構を備えることが明らかになりつつある.本シンポジウムでは,従来の枠組みを超えて拡がるストレス応答の多様性と統合原理を議論し,細胞または個体レベルでの恒常性維持の新しいパラダイムを探る。

 



(若干数の演題募集を予定)

14. 「多彩な細胞間相互作用が支える多細胞生命システム」(Japanese)
Multicellular systems orchestrated by diverse intercellular communication

川内健史(京都大学) 小田裕香子(京都大学)
 

多細胞生物は、個々の細胞が適切にコミュニケーションを行うことで機能している。細胞間コミュニケーションは、細胞-細胞間接着、分泌因子や細胞外小胞、細胞間架橋構造、代謝産物を介した相互作用など多様であり、さらに細胞競合のような複合的な仕組みも関与するため、その全体像はいまだ十分に理解されていない。本シンポジウムでは、これら多彩な細胞間相互作用を組織・個体レベルで研究する研究者を集め、形態形成、機能維持、疾患病態における細胞間相互作用の役割と制御機構について包括的に議論したい。

 



(若干数の演題募集を予定)

15. 「核ダイナミクスが支配する細胞運命:クロマチン・NPC・相分離」(Japanese)
Nuclear Dynamics as a Driver of Fate: Chromatin, NPCs, and Phase Separation

山田雅己(福井大学) 松村美紀(愛媛県立医療技術大学)
 

細胞核は、もはや単なる“遺伝情報の収納庫”ではない。構造のゆらぎに基づく応答性、核膜孔複合体 (NPC) が備える可塑性と選択的輸送、ストレス応答に伴う液–液相分離、さらに力学刺激によるクロマチン再編成など、多層的かつ動的なメカニズムを介して、核は環境情報を統合し細胞運命を決定づける“高度なセンサー”として機能している。本シンポジウムでは、核小体ストレスと精神疾患の分子基盤、NPCの構造頑健性、力学負荷に誘導される核構造変換や相分離といった、領域横断的なアプローチを展開する研究者が集い、「核が細胞の意思決定を如何に形づくるのか」その概念を再定義し、次世代の核研究の方向性を共に切り拓く場としたい。

 



(若干数の演題募集を予定)
ANRI株式会社共催

16. 「Synthetic Morphogenesis: 形づくりの最小構成要素に迫る」(Japanese)
Synthetic Morphogenesis: Exploring the Minimal Building Blocks for Tissue Architecture

水野皓介(大阪大学/金沢大学) 松田佳祐(九州大学)
 

組織形態は力と材質の分布で決定され、細胞とECMの動的な振る舞い (骨格/接着/生死/リモデリングなど) に帰着する。この本質に迫るためには、”What I cannot create, I do not understand”に則り、形態の「最小構成要素」と「力学原理」を理解し再構成することが重要である。本シンポジウムでは、形態に関わる細胞/ECMの知見に加え、合成生物学や数理モデルによる取り組みを紹介し、synthetic morphogenesisの可能性を議論する。

 



(若干数の演題募集を予定)
学術変革領域A「pH応答生物学の確立」共催

17. 「pH応答生物学の展望」(Japanese)
Perspectives on pH-Responsive Biology

荻沼政之(理化学研究所)
 

これまで生命科学では、細胞質内pHは一定で安定していると考えられてきました。しかし近年、環境変化や代謝により細胞内pHは変動し、生物がこれに応答・適応し、さらには能動的に制御していることが明らかになりつつあります。本シンポジウムでは、pH応答を生命制御の新たな視点として捉え、最先端の研究成果を紹介いたします。

 



(若干数の演題募集を予定)
学術変革領域A「細胞外情報を統御するマルチモーダルECM」共催

18. 「細胞−外環境が織りなす相互コミュニケーション機構の最前線」(English)
ECM-Cell-Tissue Intercommunication: Mechanisms and Experimental Manipulation

西村有香子(北海道大学) 山城佐和子(京都大学)
 

発生過程や組織の形態形成、細胞移動などの場面において、ECM(細胞外マトリックス)は細胞へ多様な情報を伝達する動的な構造であることが近年明らかにされつつある。一方で、細胞や組織がECMの化学的・力学的情報を共有し協調的に働く時空間連携機構は未だ十分に理解されていない。本シンポジウムでは、この分野において革新的な研究を行なっている国内外の研究者に最新の研究成果をご紹介いただく。研究最前線に触れ、活発な議論を深める場としたい。

 



(若干数の演題募集を予定)
JST-CREST「細胞を遊ぶ」共催

19. 「寄生虫操作を見据えた非モデル生物の生物学」(Japanese)
Biology of non-model organisms with an eye toward parasite manipulation

津久井久美子(国立感染症研究所)
 

寄生虫は宿主と共進化しながら、特異あるいは例外的と見なされがちな表現型を獲得してきた。しかしその多くは、真核細胞に普遍的な分子機構を巧みに利用・再編した結果として理解できる。本シンポジウムでは、寄生性原虫および寄生性・自由生活性線虫を対象に、免疫応答、体内移行、細胞間相互作用、組織内生存戦略に関する最新の知見を紹介するとともに、モデル生物研究とのギャップをいかに乗り越え、寄生虫をいかに操作可能な研究対象とするかを議論したい。

 



(若干数の演題募集を予定)

20. 「ミトコンドリア・コード:細胞の恒常性を支える多彩な構造・機能」(English)
Mitochondria codes: multifaceted structures and functions underpinning cell homeostasis

岡本浩二(大阪大学) Rebecca Voorhees(カリフォルニア工科大学/Howard Hughes Medical Institute)
 

ミトコンドリアは、数多くの代謝過程を担う反応場として働き、細胞内外のシグナル変化に応答して構造と機能を改変する、マルチタスクかつ動的なオルガネラである。「ミトコンドリア・コード」として定義される、これらの動作特性は、細胞の恒常性維持に重要であると考えられる。本シンポジウムでは、これまでに知られていないミトコンドリア・コードに関する最先端研究を取り上げ、健康と病気におけるそれらの生理的意義について議論する。

 



(若干数の演題募集を予定)

21. 「オルガネラ品質管理が支える細胞社会」(Japanese)
Organelle Quality Control underpins the Cellular Society

門脇寿枝(宮崎大学) 森戸大介(昭和大学)
 

細胞は、多様なオルガネラが相互に協調しながら秩序を保つ一つの社会として機能している。小胞体、ミトコンドリア、ゴルジ体、ペルオキシソームなどは、それぞれ独自の品質管理機構とオルガネラ間の連携によって恒常性を維持する。本シンポジウムでは、個々のオルガネラの自律的制御から相互連携に至るまで、その分子機構を多角的に取り上げ、細胞の自己修復と適応のしくみを探る。分子・細胞・個体レベルを横断した議論を通じて、オルガネラ品質管理が細胞社会の持続性を支える原理を描き出す。

 



(若干数の演題募集を予定)
インフィニティラボ株式会社共催

22. 「代謝恒常性とオミクス修飾が制御する疾患の発症進展機構と細胞分化」(Japanese)
Metabolic Homeostasis and Epi-omics in Disease Development and Cell Differentiation

中西未央(千葉大学) 今野雅允(産業技術総合研究所)
 

代謝恒常性やオミクス修飾は、細胞内外の情報を統合し、細胞の機能や運命決定を左右する重要な役割を果たす。本シンポジウムでは、代謝、RNA・エピゲノム修飾、細胞内pH変動などを介した、多層的かつ多様な細胞制御機構について、最新の知見を紹介する。とくに細胞生物学的視点から、これらのメカニズムと幹細胞分化との統合的理解や、疾患・老化に伴う制御破綻、さらには将来的な治療概念の創出までも視野に入れた、多層的な議論をおこなう。

 



(若干数の演題募集を予定)

23. 「がんとオルガネラダイナミクス — 膜系オルガネラと非膜オルガネラ・液滴が紡ぐ細胞内構造再編成 —」(Japanese)
Organelle Dynamics in Cancer — Intracellular Organization and Function Orchestrated by Membrane-Bound and Membraneless Organelles —

坂根亜由子(徳島大学) 内山圭司(国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所 医薬基盤研究所)
 

がん細胞では、オルガネラの形態・動態・相互連携が再編成され、細胞機能の恒常性が破綻する。近年、小胞体、ゴルジ体、核膜、細胞膜といった膜系オルガネラに加え、液‐液相分離により形成される非膜オルガネラの分子液滴が、シグナル制御やストレス応答、細胞間コミュニケーションを担うことが明らかになってきた。本シンポジウムでは、膜系オルガネラにおける連携と非膜オルガネラ・液滴の形成・再編成に着目し、オルガネラダイナミクスの観点から細胞生物学的発見を起点としたがん病態の理解および治療標的化への展開について議論する。


 

フォーラム


細胞生物若手の会主催

「ストレス応答は適応か破綻か ー 生理から病態への連続性」(Japanese)

伊神光恵(東京科学大学)
 

生体のストレス応答は本来、環境適応のための重要な生理的機構であるが、応答制御機構の破綻がその慢性化を呼び、不可逆的な異常状態へと転じることがある。本シンポジウムでは、正常な応答が異常な応答へと移行していく連続的なプロセスとして捉え、その分岐点となるメカニズムを、分子から個体レベルまで多角的に議論する。また、パネルディスカッションを設け、研究者自身が直面するストレスやその克服の過程を共有し、若手研究者を鼓舞する有意義な場としたい。