講演情報
[12007-10-01]道路排水施設を想定した急勾配水路における水面形と圧力分布の数値解析のVerification & Validation(シンポジウム講演概要)
*三宮 広之1、内田 龍彦2、森 一起1 (1. 株式会社三英技研、2. 広島大学)
キーワード:
検証と妥当性確認、急勾配流れ、VOF法
急勾配水路は、道路や法面の排水を効率的に行うが、排水桝での跳水や溢水が問題となる。本研究では、数値シミュレーションの信頼性を評価するため、OpenFOAMのVOF法を用いた解析のVerification & Validation(V&V)を実施した。Verificationでは格子収束解析(GCI)を行い、適切な格子幅を決定した。Validationでは実験と比較し、水路底面の圧力分布および水面形の再現性は高いものの、一部箇所でシミュレーションとの乖離が確認された。この差異は実験設備の影響と考えられる。今後は排水設計への応用を視野に、さらなる検証と改良を行う。