講演情報
[14007-13-05]将来気温上昇下におけるアースフィルダムのリスク評価
(シンポジウム講演概要)
*西村 伸一1、CHEN Yimeng1、工藤 亮治1、﨑川 和起1、柴田 俊文1 (1. 岡山大学)
キーワード:
気候変動、d4PDF、破堤リスク評価、アースフィルダム
豪雨によるアースフィルダムの破堤が頻発している.将来の気候変動に伴う気温上昇が予測されており,これに対する破堤リスク評価を行う必用がある.本研究では,地球温暖化対策に資するアンサンブル気候予測データベース(d4PDF)に基づき,温度上昇に伴う破堤リスクの上昇を検討する.ここでは,岡山県と広島県の100箇所のアースフィルダムを対象に,4℃気温上昇シナリオ(HFB),実際の観測値をもとにシミュレートされた気象シナリオ(HPB),過去に岡山県で観測された降雨量を利用し予測した豪雨(OBR)の3パターンを比較検討している.その結果,基本上昇が,破堤リスク上昇に与える効果を明らかにすることができた.