講演情報
[21012-18-05]剛塑性有限要素法を用いた引張破壊が斜面の安定性に与える影響の数値評価(シンポジウム講演概要)
*高 子蒙1、小林 俊一1、熊 曦1、山栗 祐樹2 (1. 金沢大学、2. 中央大学)
キーワード:
斜面安定解析、引張破壊、剛塑性有限要素法
この研究では、斜面安定解析のための剛塑性有限要素法を開発しました。本手法では、力の平衡方程式と破壊基準を離散化し、非線形最適化を用いて最大荷重係数を計算します。数値解析の結果、以前の研究と一致し、せん断計算の精度が確認されました。さらに、破壊基準において引張強度を低減または無視した場合の影響を調査しました。その結果、せん断破壊のみを考慮した場合と比較して、安定係数が大幅に低下し、破壊モデルにクラックが生じることが明らかになりました。