講演情報

[25006-09-02]都市スケールの地震被害推定を踏まえた道路橋シミュレーションモデル自動生成システムの試作(シンポジウム講演概要)

*飯山 かほり1、大谷 英之2、田村 洋3、高谷 周平1、三浦 奈都1 (1. 鹿島建設株式会社、2. 海洋研究開発機構、3. 横浜国立大学)

キーワード:

モデル自動生成、地震災害リスク評価、確率モデル、道路橋、データ変換

都市の重要インフラや基幹道路ネットワークが地震等大規模災害時においてもその機能を発揮するには事前リスク評価や災害時の状態把握が重要となる.特に複合的な災害に対する評価や二次被害の防止においては,目視ではわからない構造物の状態変化を推定できることも重要であり,こうした評価には動的なシミュレーションに基づく応答評価が有効と考えられる.
そこで,データの質・量に応じた道路橋モデルの自動構築方法論を検討し,多種多様なデータから主に地震応答シミュレーション用のモデルを自動生成する一連のデータ変換・統合機能を有するシステムを試構築した.本稿では,このシステムにおけるパラメータ推定の具体例やモデルの品質評価,データの透明性や更新の方法について示す.