講演情報

[25010-14-05]道路情報板用F型支柱の面内振動解析(シンポジウム講演概要)

*庄古 朋輝1、佐伯 昌之1、松井 真吾2、北原 挙3 (1. 東京理科大学、2. 星和電機株式会社、3. 株式会社ネクスコ東日本エンジニアリング)

キーワード:

面内振動、道路情報板、固有振動数、境界条件、バネー質点系

本研究では,道路情報板用F型支柱を1質点系でモデル化し,境界条件や質点に作用する重力および質点の偏心量などの力学的条件が,面内1次モードの固有振動数に与える影響を調べた.本解析では,質点に静的な荷重を作用させたときの質点の変位を求め,荷重と変位の関係から仮想のバネ定数を導出した.そのバネと質点からなる系の振動方程式を解くことで,固有振動数を推定した.本研究で検討した範囲では,表示部の質量が偏心していることが固有振動数に与える影響が最も大きかった.これは,表示部が面内振動する際に,左右だけではなく上下にも揺れるために鉛直方向の慣性力が発生し,固有振動数を低下させたことが原因であると理解される.また,基礎部の回転バネや重力の影響についても検討し,これらの要因が固有振動数を低下させることも確認された.