講演情報
[25015-19-03]単導体送電線のギャロッピング時に空気力がする仕事(シンポジウム講演概要)
*佐藤 立1、鈴木 皓太1、佐伯 昌之1、栗原 幸也2 (1. 東京理科大学、2. 東電設計株式会社)
キーワード:
ギャロッピング、仕事、エネルギー、送電ケーブル、単導体送電線
電力を供給する架空送電線において,冬季にケーブルが上下に振動するギャロッピング現象が発生し,短絡事故や碍子装置の破壊を引き起こすことがある.本研究では,非線形有限要素解析ソフトCAFSSを使用し,単導体送電線におけるギャロッピングが発生する条件を特定することを目的としている。そして、非現実的なパラメータを用いて、両端固定端モデルでギャロッピングを再現することができた。ケーブルを鉄塔に接続したモデルで解析を行ったところ,同じ結果が得られなかったため,境界条件が重要であることが分かった.様々なパラメータで解析できるようにするため,計算負荷が少なく,より現実に近い数値モデルの作成を試みた.その結果,3径間2ばねモデルによりケーブル変位を再現できることを確認した.