講演情報

[25015-19-04]直交不連続基底関数を用いた有限要素解析による高速・高精度なスカラー波動場解析の開発(シンポジウム講演概要)

*楠本 水樹1、市村 強2、藤田 航平2、ラリス マッデゲダラ2、堀 宗朗3 (1. 東京大学、2. 東京大学地震研究所、3. 海洋研究開発機構)

キーワード:

スカラー波動場、有限要素解析、集中質量化近似、数値分散、直交不連続基底関数

本研究では、有限要素法に基づく数値解析手法を改良することで、スカラー波動場解析を高速かつ高精度に行うことを目的とする。従来の手法では、集中質量化近似を用いることで計算コストを削減しているが、この手法では数値分散(長距離伝播時の波形の歪み)が発生するという問題がある。本研究では、この問題を克服するために、直交不連続基底関数を用いた有限要素法を提案する。提案手法の有効性は、いくつかの数値実験を通じて検証された。