講演情報
[12001]有限変形奇弾性構成則による非対称大変形挙動の表現(シンポジウム講演概要)
*志賀 美春1、中村 明莉1、松原 成志朗1、寺田 賢二郎1 (1. 東北大学)
キーワード:
奇弾性、有限変形、活性
本研究では、有限変形理論の枠組みで奇弾性構成則を構築するとともに、本材料構成則が表現する非対称大変形挙動を数値計算により調査する。具体的には、平面ひずみ問題を仮定して、変位勾配テンソルを4つの特徴変形モードに分解し、対応する応力成分との線形則を仮定する。このとき現れる線形作用素が奇弾性係数テンソルであり、本研究では、非対称テンソルであると仮定して非相反的な力学挙動を表現する。また、本構成則の大変形有限要素アルゴリズムを構築し、自作の有限要素解析プログラムに実装する。提案する材料構成則の妥当性は、先行研究で提案された微小変形理論に基づく奇弾性構成則が表現する力学挙動と比較することによって検証する。また、本構成則の性能は、一様変形問題と構造解析例題の有限要素解析を通して例証する。加えて、閉じた変形サイクルのなかで外界にする正の仕事(力学活性)と各奇弾性係数の関係を精査する。
