講演情報
[12013]テンプレートモデルを用いた鋼橋点群の構造部材インスタンスセグメンテーション(シンポジウム講演概要)
*中溝 智也1、西尾 真由子1 (1. 筑波大学)
キーワード:
点群データ、テンプレートモデル、インスタンスセグメンテーション、鈑桁橋、幾何形状再構築
橋梁の維持管理の効率化・高度化に向け,点群データの利活用が進められている.本研究では,鋼橋点群データからの有限要素モデル構築手法の確立を目的とし,構造部材のインスタンスセグメンテーション手法を提案する.本手法では,橋梁の基本構造を表現するパラメトリックな橋梁テンプレートモデルを用い,主部材認識と副部材認識の二段階で部材抽出を行う.まず,カーネル密度推定により構造寸法を推定し,テンプレートモデルを点群に適合させる.次に,点群法線方向分類およびテンプレートに基づくクラスタリングにより主部材を認識し,主部材から得られる空間制約と幾何パターンを利用して横桁や補剛材などの副部材を抽出する.合成橋梁点群データを用いた検証の結果,主要部材について高い認識精度が得られ,幾何寸法の誤差は十数mm 程度であった.これらの結果から,本手法が橋梁点群から構造部材を認識する枠組みとして有効である可能性が示唆された.
