講演情報

[13002]X線CT画像による鉄筋挿入工を模擬した補強材が円柱供試体に与える影響の評価(シンポジウム講演概要)

*梶山 慎太郎1、麓 隆行2、中島 晃司2、吉田 英昭2、大野 司郎2 (1. 山梨大学、2. 近畿大学)

キーワード:

鉄筋挿入工、X線CT画像、画像相関法

本研究では,鉄筋挿入工が地盤の変形にどのように影響を与えているのかを明らかにするために,補強材を模擬したステンレス線を挿入した円柱供試体の土を強制的に変位させてその前後にX線CT装置を用いて撮影を行い,補強材が地盤に与える影響を評価した。土の強制変位は円形供試体中心に設置したアルミ棒を傾斜させる方法で行った.結果,各変位段階においてステンレス線周辺の空隙および地盤の密度差を確認できた.DVCによる変位計算を行うと,アルミ棒によって供試体中心から発生させた土の変位について,受働側の土の変位に着目すると,ステンレス線より円周側では変位量が減少した.また垂直方向の変位では,ステンレス線に沿って粒子が上方へ巻き上げられるような挙動が確認された.以上の結果から,ステンレス棒の存在が砂の移動に対する抵抗となり,すべり面内における変位抑制に寄与していることが示唆された.