講演情報

[13004]複数の地質と不連続面を考慮したSPH法による斜面崩壊の解析(シンポジウム講演概要)

*沼田 尚也1、酒井 久和1 (1. 法政大学)

キーワード:

SPH法、斜面崩壊、引張亀裂、地震応答解析

地震による斜面崩壊の解析手法として,弾塑性構成則を導入したSPH法や固体から流体に相変化するSPH法の適用性が検証されている.本研究では,SPH法を地震による自然斜面の崩壊挙動の解析に適用するための手法を提案し,亀裂が生じる斜面崩壊の実験の再現解析を行うことで,その有用性を検討した.ここでは,密度や剛性の異なる地層境界に対応可能な内力の発散の計算式と引張亀裂による不連続面の発生を考慮したSPHモデルを提案する.自重解析の結果より,提案した内力の発散の計算式を用いることで,一般的なSPH法で生じる層境界での解の振動を抑制できることが確認できた.また,地震による斜面崩壊挙動の解析では,亀裂を伴う崩壊挙動と表層の変位量を再現し,亀裂を伴う斜面崩壊解析への適用可能性を示唆した.今後は,不連続面の計算における課題を解消し,進行性の斜面崩壊の再現解析に取り組む予定である.