講演情報

[13007]摩擦構成則の陰的積分アルゴリズムによる3次元不連続変形法の高精度化(シンポジウム講演概要)

*下方 淳1、橋本 涼太2 (1. 大成建設、2. 京都大学)

キーワード:

数値解析、不連続変形法、リターン・マッピングアルゴリズム、摩擦構成則、Newton-Raphson法

原子力発電所などの重要インフラに隣接する岩盤斜面の地震時挙動の評価は,近年注目を集めている.不連続変形法(DDA)は,ブロック間の接触や分離を扱うことが出来,斜面崩壊後の運動を表現できることから,有望な解析手法の一つである.しかしながら,従来のDDAは接触ペナルティ係数に対して感度が高く,滑り挙動の高精度な予測が困難となる場合がある.本研究では,解析精度の向上とパラメータ調整への依存性低減を目的として,リターン・マッピング法に基づく陰的摩擦更新とNewton–Raphson反復法を組み合わせた,3次元完全陰的DDAを開発した.一面せん断解析,動的滑り解析,および斜面滑り解析を通じて,摩擦強度が安定的に満足されること,ならびに理論解と良好に一致することを確認した.