講演情報

[13016]干渉嵌合と機械的キーを併用した格点構造を有する応急復旧橋の提案(シンポジウム講演概要)

*齋藤 道生1、谷口 望2、趙 清3 (1. ㈲萬聲学館、2. 日本大学 理工学部、3. 川田テクノシステム㈱)

キーワード:

干渉嵌合、焼き嵌め、格点構造、応急復旧橋

近年の気候変動は激甚化し,橋の流失や破壊が増大する傾向にある.その復旧には非常に時間を要し,迅速な施工が可能な組立橋梁が望まれる.本研究では,部材の軽量化を図れるトラス構造を採用し,現場における工期短縮を図るため格点構造に機械分野では国内外で実績の多い焼き嵌めによる干渉嵌合を提案する.格点構造部の概念は,高力ボルトや溶接によらずに,弦材とスリーブの干渉面に焼き嵌めによる干渉嵌合で均一な接触圧を形成し,弦材とスリーブを圧縮面に生じる摩擦抵抗で拘束する.腹材連結部との一体化はスリーブ端面を両側から抑え軸方向ずれを拘束する.機械的キーは滑り切れ時の冗長機構として配置する.この格点構造を副斜材付きハウトラスに展開し,その設計最大せん断力に対して,格点構造の設計を行った.その結果,急速施工を可能とする応急復旧橋への適用可能性を確認した.