講演情報
[13017]ソイルセメントで表面補強した急勾配落石防護土堤の捕捉性能向上に関するDEM解析(シンポジウム講演概要)
*吉廣 悠太1、内藤 直人2、前田 健一1、小栗 快之1、中村 拓郎3、鈴木 健太郎4、瓦井 智貴5 (1. 名古屋工業大学、2. 豊橋技術科学大学、3. (国研)土木研究所寒地土木研究所、4. (株)構研エンジニアリング、5. 室蘭工業大学)
キーワード:
落石防護土堤、法面補強、個別要素法
落石防護土堤は現地発生土で施工できるため,経済性や維持管理性に優れるが,急崖の多い我が国では設置スペースの確保が課題となる.本研究は,この課題を解決するため法面を急勾配化し,ソイルセメントで表面補強した落石防護土堤の数値モデル化手法および捕捉性能について,三次元個別要素法(DEM)を用いて検討した.初めに,無補強土堤の模型実験およびソイルセメント板の要素実験の再現解析を行い,解析モデルの妥当性を確認した.続いて,同モデルで法面補強土堤に対する振り子式重錘衝突実験の再現解析を実施した.その結果,重錘の貫入量や運動エネルギーの減少傾向に加え,土堤表面のひび割れの進展等の変形・破壊挙動を概ね再現できることが確認された.また,ソイルセメント表面補強が重錘の貫入抑制やエネルギー吸収に寄与し,土堤の落石捕捉性能を向上させる効果を,DEM解析によって定量的に評価可能であることが示唆された.
