講演情報
[14004]0.3 T MRIを用いた磁気共鳴エラストグラフィによるヒト肩を想定した測定条件の検討
*鈴木 慎也1、谷口 陽2、菅 幹生1 (1. 千葉大学、2. 富士フイルム株式会社)
キーワード:
硬度測定、磁気共鳴エラストグラフィ、MRI
回旋筋腱板断裂における棘上筋の硬度評価は,手術治療の計画において重要である.しかし,棘上筋は僧帽筋の深層に位置するため,触診による評価は困難である.そこで,生体内部の硬さを非侵襲的に定量化できる磁気共鳴エラストグラフィ(MRE)が期待されているが,棘上筋に適した測定条件は確立されていない.本研究では,0.3 TオープンMRIを用いたMREにおいて,棘上筋の弾性率測定に適した振動子の配置と弾性率推定精度を検討することを目的とした.実験には関節部用コイルと,棘上筋周辺の骨構造を模したファントムを用いた.適した振動子配置を決定するため,弾性波画像の振幅対雑音比(ANR)を指標に比較した.肩の上方に振動子を配置した条件でANRが高く,貯蔵・損失弾性率推定精度も高くなった.本検討で得られた配置条件は,低磁場MRIを用いた肩関節MREの有用性を高める重要な指針になると考えられる.
