講演情報

[14007]地表面沈下量に基づく地盤内空洞の形状パラメータの同定解析

*渡邉 岳1、木村 和慎1、上林 恵太2、倉橋 貴彦2 (1. 長岡技術科学大学大学院、2. 長岡技術科学大学)

キーワード:

地盤圧密、形状同定、数値解析、有限要素法、随伴変数法、逆問題

地下空洞の位置と形状を特定することは災害防止のために重要である.地中レーダーなどの従来の地下構造の探査手法は,現地の巡回による調査を必要とし,人員による機器の操作が必要となるため,継続的な観測が困難である.本研究では,レーダーの応答に比べて限定的な情報であるが比較的安価に入手できる地表面沈下量に着目し,地下空洞の形状を推定する数値解析手法を提案する.提案手法は,地表面沈下量を用いて地下空洞の形状を同定する随伴変数法に基づく逆解析として定式化される.本研究では地下空洞をもつ地盤モデルを用い,その空洞形状を同定する逆解析を行った.算出された沈下量に基づいて空洞形状を推定し,目標とする空洞形状と比較した.その結果,現在の目的関数の定式化,形状更新手法,および問題設定では,同定精度が十分に高くないことが示された.今後の研究では,同定精度を向上させるための手法の検討を進めていく.