講演情報

[14008]海洋短波レーダー観測データに基づく波浪スペクトル推定

*渡辺 楓1、谷地村 敏明1、寺田 翼2、亀田 洋志2、高橋 龍平2、水藤 寛1 (1. 東北大学、2. 三菱電機株式会社情報技術総合研究所)

キーワード:

海洋リモートセンシング、海洋短波レーダー、非負正則化、最適化問題

海洋短波レーダーとは,電磁波を海面に向けて放射し,反射した後方散乱波を受信する観測システムである.得られた電磁波の周波数ごとの強度分布はドップラースペクトルと呼ばれる.このドップラースペクトルから,波浪を構成する正弦波のエネルギー分布である波浪スペクトルを推定する手法がこれまでに考案されてきた.波浪スペクトルは,そこから波の高さや方向などの情報を得られる点で,海洋観測や産業活動において重要な物理量である.しかし,現在提案されている手法には推定精度に課題があり,波浪スペクトルをより正確に推定する手法の開発が求められている.本講演では,非負性を保つ正則化に基づき波浪スペクトルを再構成する手法を提案し,その実データへの応用可能性について報告する.