講演情報

[15005]Couette乱流における共変Lyapunovベクトルの整列と動力学

*佐々木 英一1、河原 源太2、山田 道夫3 (1. 秋田大学、2. 大阪大学、3. 京都大学)

キーワード:

Lyapunov解析、カオス、壁乱流

壁面摩擦Reynolds数400程度のCouette乱流について共変Lyapunov解析を行った.我々が調べた計算領域では,Lyapunov指数は1%程度の差で近い値を持つ.対応するLyapunovベクトルのエネルギースペクトルに顕著な差は見られず,不安定構造は主にバッファー層に局在する.局所Lyapunovベクトル同士のなす角を調べたところ,小角となるイベントが間欠的に現れる.このとき,対応する局所Lyapunov指数は近い値となる.しかし,Lyapunovベクトルが張る平行面体の体積の平均は十分大きく,Lyapunovベクトルは常に縮退していない.講演では,局所Lyapunov指数が近づくイベントに着目し,その際のLyapunovベクトルの幾何(角度・体積)と乱流場の状態との対応を議論する.