講演情報

[15009]波数空間における定流束状態を用いた乱流のアンサンブルモデル

*吉田 恭1 (1. 筑波大学)

キーワード:

乱流、エンストロフィー流束、アンサンブルモデル、モンテカルロ・シミュレーション

高レイノルズ数乱流の十分高波数領域では、エネルギカスケードによりエネルギー流束が波数よらず一定となりそれが一定時間維持される、と考えられる。そのような状態を定流束状態と呼ぶ時、逆に定流束状態でさえあれば乱流状態といえるのではないか、という推測が考えられる。この推測が正しいことを想定して、著者は全ての定流束状態に等重率を与える乱流のアンサンブルモデルを提案している。本研究では、数値計算的手法でこの推測の検証を試みた。ここでは計算資源節約のため2次元乱流エンストロフィーカスケード領域を扱った。まず、力学的発展とは独立にモンテカルロシミュレーションにより定流束状態を探索した。その探索された定流速状態と直接数値シミュレーションで得られた乱流状態の統計的性質の比較を行うことで、上の推測が妥当かどうかの検討を行った。